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短気な自分を乗り越えて、人に任せる勇気を育てる話

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会員制自習室マイデスク福井の中村です。

ご利用者の多くが抱える悩みの中に、「時間」の問題があります。

 

なかなか部下に仕事を任せられない。。。

なんでも自分がやってしまうので、時間に余裕が出ない。。。

時間に余裕がないから、次のステップのために勉強をしたり、思考したりする時間が取れない。。。

 

「任せた方がいいのは分かってる。でも、イライラして結局自分でやってしまう」
そんなあなたへ──これは、“自分でやった方が早い病”を克服するための話です。

なぜ、任せることがこんなにも難しいのか?

「人に任せる」というのは、簡単そうでいて、最も感情が揺さぶられる仕事の一つです。

  • 任せたのに思った通りにいかない
  • 同じミスを繰り返される
  • 判断のスピードが遅い

そうなると、ついこう思ってしまう。

「もういい、自分でやった方が早い」

でも実はこれ、短気というより“誇りと責任感の裏返し”なんです。

「短気」の裏にあるのは、実は“職人気質”

短気になる理由は、単に気が短いのではなく:

  • 「ちゃんとやってほしい」
  • 「ここまで考えて動いてほしい」
  • 「質を下げたくない」

という、プロとしての誇りがあるから。

でも、その気持ちが強ければ強いほど、
「任せること=質を落とすこと」のように感じてしまう。

任せた途端に起きる“パフォーマンスの低下”

事実として、権限委譲の初期にはパフォーマンスが落ちることがあります。

  • 説明の手間がかかる
  • 判断が遅れる
  • 品質にばらつきが出る

でも、それは“任せることのコスト”ではなく、“未来への投資”です。

任せるために必要なのは「勇気」

任せるとは、手放すことではなく、信じて委ねること

  • 相手がまだ完璧でなくても、託す勇気
  • 自分の基準を一時的に保留にする覚悟
  • 失敗の中から成長する「場」を提供する寛容さ

つまり、任せるとは「自分自身の短気や不安と向き合う行為」でもあるのです。

解決のヒント:「助言権」と「決定権」を分けて考える

全部をいきなり渡す必要はありません。

段階 内容
① 助言権 アドバイスはできるが、最終判断は自分が行う
② 決定権 最終判断も含めて任せる

このように段階的に渡すフレームを使うことで、
自分の心理的負担も軽減され、相手も育ちやすくなります。

結論:任せるとは、組織を育てること。
そして、自分を育て直すことでもある。

最初はうまくいかなくても、そこを乗り越えて仕組みを作れた時、
あなたは「自分がいなくても回る仕事」を手に入れます。

そのとき、あなたは──
ただの職人ではなく、“未来をつくる人”になっているのです。

任せて失敗するより、任せないことで成長を止めてしまう方が、
組織にとっても、あなた自身にとっても、もったいない。


「任せる技術」を磨きたい方は、ぜひ参考にしてください。

 

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