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会員制自習室マイデスク福井の中村です。
受験勉強をするのであれば、成功率を上げるためにも、自宅以外の勉強場所を確保しておく必要があると思っています。
しかし、ある程度自宅でも集中できるのであれば、最強の受験生になれるので、自宅の学習環境を改善する意味でも、どんな環境、要因を改善すれば、自宅でも集中して勉強できるのかを解説したいと思います。
そもそも勉強部屋にベッド、テレビ、スマホがある場合は無理なんです!
自宅にも勉強専用部屋を作る必要はあります。
冷静に考えてみて欲しいのですが、学校が終わってから、会社が終わってから、相当の疲れが蓄積しています。目の前にベッドがあったら「バタン」と一回横になりたくありませんか。
家に帰って自由な環境に置かれた場合、YouTubeをちょっとだけ見たくなりませんか。
「ちょっと」であれば問題がないのですが、ベッドで横になることも、YouTubeを見ることも、ちょっとでは終わりません。4、5時間平気で飛んでいきます。そうすると、「明日から」ということになり、多くの場合、「明日から」がずっと続いて今に至っているのではないでしょうか。
自分の部屋から、テレビもベッドもなくしてしまって、スマホも別室に置いておくのがいいと思います。相当の自己管理能力が備わっていれば、環境に関係なく勉強できるのですが、精神力が強いとか弱いにかかわらず、疲れているときにベッドやスマホが見えたら、易きに流れるのは当然のことです。
ベッドも思い切って折り畳みにしてみるとか、いちいち布団を敷くようにしてみるといいかもしれません。
そもそも自己管理が弱い人は、「情報不足」なんです!
メンタルの弱さを嘆くより、成功するための情報と失敗したときの代償を知るべし。
メンタルに頼り過ぎるのは問題だと思います。メンタルって、いろいろ頑張って何か一つ成功体験があってからメンタルの成長があるので、今から努力をして入試などで成功しようとするときには、今の自分のメンタルで勝負しなければなりません。
メンタルの強さよりも、自分に必要な情報をきっちり集めて、ノートに記録しておきましょう。
「勉強法」の本を読んだり、勉強に詳しい人に相談したりして、今の自分には何が必要なのかを明確にします。大学に行きたいのであれば、どの大学に合格したいのかを一点集中で定めて、何の科目があって、どのぐらいの難易度なのか、自分に有利な点は何か、不利な点は何か、対処できるのか、自分の手には負えないのか、そのあたりを冷静に知ることなんです。
結構みんな何となく頑張ろうとして、やってはみるものの、成功する確信がないものだから途中で挫折するんです。「これやったら絶対うまくいく!」と思わない限り、努力し続けられません。失敗したときの代償も知っておきましょう。大学受験生であれば、浪人したら予備校にいくらかかって、社会に出るのが遅れる分、機会利益(稼げたであろう金額)をどれだけ失うのかも知っておくのです。資格を取りたい人であれば、その資格で何ができるのか、取れなかった場合、資格取得の遅延でどんな利益損失があるかを実際の数字で把握しておくのです。
メンタルに依存しすぎなのと、情報不足により、自宅学習がどんどん先送りになっているのではないかと思います。
毎日絶対にやるという努力項目が決まっていないと自分に甘くなります!
1日だけ頑張っても意味はなく、毎日やり続ける人だけが成功します。
例えば、英語の単語暗記と長文音読、数学の5問だけは絶対にやってから寝る、というように質と量が具体的に決まっている人は強いです。
気分で今日からやろう!と、漠然と努力を始める人はうまくいきません。
こういう内容をこの結果が出るまでは続けると決めている人はうまくいきます。しかもそういう人はそれ以上のことをやります。1日だけ5時間勉強する人よりも、毎日5時間やり続ける人の方が圧倒的に強いんです。毎日5時間やる人は、そのうち5時間が楽になってしまって、どんどん追加で努力をし始めます。オリンピック選手が大量の練習時間を確保して努力し続けられるのは、毎日やり続けて、努力する力がどんどん強化されているからです。
こうなると、家だろうがどこだろうが努力できる人になります。理想は、基本的に家でもどこでも勉強できるんだけど、いくつか選択肢があって、自分の状態に応じて選択できるようにしていることです。
自分のテンションを下げる人が家にいるならば、仕方ないかも…
自分のテンションを下げる人とは距離を置くしかありません!
結構ありがちなのが、「姉貴」の存在。やたらダメ出しをしてきたり…。「あんたなんか努力して何になるの?」とか平気で言ってきたりして…
こういう環境が自宅にあるのであれば、それは仕方がありません。もう自宅で勉強してもやる気は上がらないと思います。
テンションを下げてくる人は、「あんた、私にそんなこと言われたぐらいでやる気なくしてるんだったら本気じゃないんだよ!」などと言ってきたり。
こういうケースは、自宅で勉強しない方がいいかもしれません。テンションを下げてくる人のせいにしても仕方がないので、そこは自分の責任で対処する姿勢が必要でしょう。
自分からそういう人から距離をとって、別の場所でひたすら努力をする方が賢明です。
親御さんに邪魔されるケースも散見されます。行きたくもない志望校を押し付けられたり、模試やテストの結果でけなされたり。努力をせずに責められるのであればまだわかるのですが、努力し始めの頃は結果もなかなか出ないもので、その頃にきついツッコミが入ると一気にテンションが下がります。
やってる本人は叱咤激励だと思って、いいことをしているつもりでやってくるので、なおさらたちが悪いんですね。毎日攻撃してきます。
これは懸命に判断してください。
そのようなことで、自宅で勉強できないことが悩みの方がいたら、これをヒントにどんどん対処してください。大切なのは、問題を明確にして、具体策を考えて対処してみることです。
すぐに行動に移して、試してみることです。うまくいけば続けて、うまくいかなければまた別の策をとります。
※お電話の際は「英心塾」で対応いたします。