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こんにちは、会員制自習室の中村です。
今日は、社会人の勉強にもつながる「働くこと」について、少しお話ししたいと思います。
仕事を選ぶとき、給与、勤務時間、人間関係、仕事内容など、気になることはたくさんあります。どれも、生活を支えるうえで大切な条件です。
そのうえで、僕がもう一つ大事にしたいと思っているのが、「自分は誰の役に立っているのか」と実感できることです。
自分の仕事で、誰かの困り事が減った。相手が喜んでくれた。一緒に働く人が助かった。そんな手応えは、働く喜びにつながると思うんですね。
「誰に貢献したいか」で、仕事を見直してみる
「やりたい仕事は何ですか?」と聞かれると、職種や業界を思い浮かべる方が多いと思います。それに加えて、「誰の、どんな困り事を解決したいですか?」と考えてみると、少し違う見え方ができます。
例えば、勉強に困っている子どもを支えたい。忙しい人の手間を減らしたい。安心して暮らせる場所を提供したい。同じ職種でも、誰を相手に、何を大切にするかによって、仕事の意味は変わります。
僕自身、塾や自習室の仕事をしていますが、教室や机を用意することだけが目的ではありません。そこで学ぶ人が、自分の目標に向かって進めるようにしたい。そのために、自分たちに何ができるかを考えています。
「この仕事を通じて、誰に何を届けたいか」。ここが見えると、日々の仕事にも取り組む理由が生まれます。

会社の方針と、自分が大切にしたいこと
会社で働くと、自分一人の判断では進められないことがあります。上司の指示もあれば、組織としての方針や優先順位もあります。「自分なら、こうするのに」と思う場面もあるでしょう。
ただ、会社には、自分一人では用意できない設備や仕組み、仲間、お客様とのつながりがあります。その土台があるからこそ、できる仕事もあるんですよね。
そこで考えたいのは、会社が目指していることと、自分が貢献したいことが、どこで重なるのかということです。
すべての考え方が一致する必要はありません。でも、「この会社が提供している価値には納得できる」「このお客様のためなら力を尽くしたい」と思える部分があることは、大切だと思います。
もちろん、疑問を持たずに何でも従えばいい、という話ではありません。納得できないことがあれば、まず目的を確認する。自分の考えを伝える。改善案を相談する。
それでも大きな違いが残るなら、役割や働く場所を見直すことも選択肢です。すぐに辞めるか我慢するかの二択にせず、まずは何が合っていないのかを整理してみてほしいと思います。
成長したい気持ちを、「何に生かすか」までつなげる
「仕事を通じて成長したい」という気持ちは、とても大切です。僕も、学ぶことや、新しいことができるようになることは好きです。ただ、仕事の場では、その先まで考えたいんですね。
身につけた力を使って、誰に、どんな価値を届けられるようになるのか。
例えば、面接で「御社で勉強させていただきたい」と伝えるなら、そこにもう一歩加えてみる。「今ある経験をこう生かしたい。そのために、この分野も学び、もっと役に立てるようになりたい」
そう伝えると、自分が得たいものと、相手に提供したいものの両方が見えてきます。
今はできないことが多くても構いません。新人のうちは、教わる時間も、練習する時間も必要です。大切なのは、学んだことを仕事に生かそうとする姿勢だと思います。
資格の勉強も同じです。「合格したい」に加えて、「その知識を使って何ができるようになりたいか」があると、勉強する意味もはっきりします。
報酬を受け取ることは、価値を届け続けることにつながる
人の役に立ちたい気持ちが強いほど、「お金をいただいていいのだろうか」と戸惑うこともあるかもしれません。
でも、仕事を続けるには、人の時間や技術、場所、設備などが必要です。対価をいただくことは、それらを維持して、次のお客様にもサービスを届けることにつながります。
もちろん、「自分は頑張ったから」という理由だけで、相手が満足してくれるとは限りません。何を提供するのか。どんな価値があるのか。それをきちんと説明し、相手の声も聞きながら、仕事の質を高めていく。
自分の仕事の価値を理解することと、相手が感じている価値を確かめること。その両方を大切にしたいと思います。
「自分の仕事ではない」の前に、目的を見てみる
仕事には、華やかなものもあれば、地味で目立たないものもあります。準備、片づけ、確認、引き継ぎ。そういう仕事は、成果が見えにくいかもしれません。でも、誰かが丁寧にやってくれることで、次の人が安心して動けることがあります。
自分の専門や希望に合わない仕事でも、すぐに線を引く前に、「これは誰を助ける仕事なのか」と考えてみる。その視点があると、取り組む意味を見つけられることがあります。
ただし、何でも無制限に引き受ける必要はありません。時間にも体力にも限りがありますし、役割や専門性を守ることが必要な場面もあります。
「できますか?」と聞かれたときに、ただ抱え込むのではなく、「この仕事を先にするなら、今の仕事の期限を相談したい」と伝える。そうやって、きちんとやり切れる条件を整えることも、仕事の一部です。
役に立とうとする姿勢と、無理なく責任を果たせる働き方は、両立させていいんです。

自分の仕事の先にいる人を、思い浮かべる
仕事が単なる作業に感じられるときは、その先にいる人を思い浮かべてみてください。
自分が丁寧に確認すると、誰が安心できるのか。分かりやすく説明すると、誰の迷いが減るのか。きちんと引き継ぐと、誰が仕事を進めやすくなるのか。直接お客様と接する仕事でなくても、自分の仕事を受け取る人はいます。
僕は、こうしたつながりが見えることが、仕事のやりがいを支えてくれると思っています。
働く幸せの形は、人それぞれです。仕事以外の時間や、家族との暮らし、自分の健康も、もちろん大切です。
そのうえで、毎日の仕事の中に、「今日、自分はこの人の役に立てた」と思える瞬間がある。そんな働き方ができたらいいなと思うんですね。
今日の仕事や勉強が、誰のどんな役に立つのか。少しだけ立ち止まって、考えてみてください。今取り組んでいることの意味が、前よりはっきりするかもしれません。
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